大工の手仕事

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大工の手仕事

大工の手仕事

心が伝わる大工の手仕事

私たちが木のマンションリノベーションを高いクオリティで提供できている一番の理由は、
腕のいい社員大工である一級建築士を持った大工棟梁・河西と、二級建築士を持った大工棟梁・江波戸の二人を中心に作り上げているからだといえます。

木のマンションリノベーションの大部分は大工の手仕事によって形になっていきます。
柱や壁の構成、キッチンや収納家具など一つ一つを、大工が設計の意図を汲んで真心込めて作り上げていく。

どんなに素晴らしい設計をしたとしても、毎回違う下請け大工が作っていてはクオリティを保つことはできません。

ですので、Toivoでは腕の良い大工を社員として迎え入れ、大工中心の会社経営をしていく事で、
高い住宅性能とデザイン性、安定した住まいづくりに取り組む事ができる体制となりました。

心が伝わる大工の手仕事

古き良き時代の大工棟梁制度

もう一つは、昔ながらの大工棟梁制度のように、最初から最後まで腕の良い大工棟梁がお施主様から信頼されながら責任をもって家づくりしていく形を作りたいとの思いから、この体制としていきました。

分業化が進む建築業界は、元請けからどこの誰だかわからない職人さんが来て、仕事をしたら終わりという味気ない業界となってしまいました。
昔は頼りがいのある大工の棟梁がいて、その周囲に同じ思いと高い意識を持った職人さんが集まる。
お施主様と打ち合わせをこなし現場の段取りも行う。
そんな棟梁を中心とした住まいづくりの時代がありました。

結果的にそれがお施主様にとって安心できる住まいづくりに直結します。
かつての棟梁制度を現代に甦らせることで、高いクオリティを実現し、心のこもった家づくりができるのだと考えます。

古き良き時代の大工棟梁制度

大工の真心・粋な計らい

Toivoの大工棟梁たちはお施主様と何度もお会いするようにしています。

「ここでひと工夫したらお施主様にお喜びいただけるだろうな」と考えながら手仕事で作り上げていく。
そんな粋な計らいは大工の真心であり大工の誇りでもあるのです。
そしてその大工の心意気がそのままお施主様に伝わっていく事を私たちは知っています。

「あの大工さんが心を込めて作ってくれた」
そう感じていただける住まいは、お施主様もきっと大事に暮らすことができると信じています。

その真心と粋な計らいは工事中に感じることもあれば、完成して感じることもある。
また暮らし始めてすぐに感じる時もあれば、5年後10年後に感じる粋もある。
見えないところまで真心をこめて作り上げていくからこそ、月日が流れるほどに真心や粋な計らいを感じていただける住まいを実現できるのだと思います。

大工の真心・粋な計らい

大工の現状と未来

昨今大きな問題となっている「大工不足」。
国勢調査によると、1980年代に90万人以上いた大工は、40年を経た2020年現在では3分の1、30万人を割ってしまいました。数年後の2030年には20万人を割り込み、2045年には10万人近くにまで減る試算です。

木造建築や住宅リフォームに欠かせない大工人口が減るということは、大工の取り合いになるということ。
どうしても必要な場合は、まだ経験の浅い大工や見習いでも工事を担うことになります。未経験から起きる施工ミスなどの住宅トラブルが、最近は後を絶ちません。

このような状況の中で、熟練の技を持つ大工一人ひとりは更にとても貴重な存在となってきています。

大工の現状と未来

大手さんは自社大工の育成に、また建築材料メーカーさんは大工がいなくても作れる材料の開発に力を入れています。

これらは、時代の流れかもしれません。
しかし「大工が作らないユニット的な家」に真心がこもるのか。
Toivoは、大工を道具のように考えたくはありません。
それはとてもさみしいことのように感じてしまいます。

素晴らしい技術を持つ大工を、Toivoは大切にして守っていきたい。
そして、ものづくりの素晴らしさを伝えていきたい。
この思いから、腕利きの大工棟梁2人を社員大工として迎え、クオリティーの高い安定した住まいを提供できるようになりました。

大工の現状と未来

十人十色の暮らし方をオーダーメイドで造り込む木のマンションリノベーションは、やはり大工棟梁の腕と真心で決まる。
さらに着工から完工、そしてメンテナンスも「あの大工さんがずっと面倒見てくれる」となれば安心してもらえるのではないかなと思うのです。

私たちは河西と江波戸のような魅力ある大工が真心こめて作る木のマンションリノベが認知され評価されていくことで、少しでも子供たちのあこがれの職業が「大工さん」になっていってほしいと考えています。

現在は、二人の棟梁、河西と江波戸を中心に、同じ志で家づくりしてくれる大工さんが集まってくるようになりました。
インターンに来てくれた若い学生が二人の姿を見て「設計ができる大工になり、将来入社したい」と言ってくれたことは、本当に嬉しい出来事でした。

大工の現状と未来

だからこそ、その未来の大工さんたちに恥ずかしい後ろ姿も仕事も見せてはなりません。
どこまでも真心と粋な計らいで作り上げる高いクオリティの木のマンションリノベを通して、
「大工さんってかっこいい」
「大工さんになりたい」と思ってもらえるように日々を積み重ねていきたい。

こんな小さな会社ですが、未来の大工さんたちのために大きな希望と目標をもって、
これからも日々精進し、誇りある仕事をしていきたいと思っています。

大工の現状と未来