風の道に、人が集う
文教地域で人気の志木市にある四人家族の木のマンションリノベーション。
ベランダから見える大きな公園には春には桜が、秋には紅葉が彩り、景観がとても良いです。
約7mというワイドスパンで、床面積は77㎡。
室内に梁が出てこないアウトフレーム構造のポテンシャルの高い空間を、家族4人が居心地よく暮らせるよう繋がりのある空間を設計していきました。
エアコンが苦手な家族のために、空気の流れる道を三方向作り、高層階特有の風が通るように。
夏もエアコンを軽く稼働させるだけて、快適な空気を家全体に回すことができます。
三方向から通り抜けできて回遊性のある空間を実現すると共に、その通り道に収納や洗面台などを配置し無駄のない空間にすることができました。
和室
和の空間を好む施主の要望に応え、玄関横に夫婦寝室にもなる小上り和室を設置。
障子の建具を開けると玄関に光と風が通り、心地よい空間とした。
LDK
家族が集まるリビングは小下がり畳とした。景観を楽しめるように南側に向かって造作ソファを配置。
キッチンは料理好きな奥様のためにゆったりとした大きめの対面キッチンとし、背面の壁全面に大容量の収納を造作した。
来客時には引き戸を閉めればキッチンの小物などを隠すことができる。
インテリアのポイントとしてブラックのペンダントライトとキッチンタイルを使用し、和の空間を引き締めている。
ワークスペース
お子様の勉強やご主人の在宅ワーク、奥様の趣味・日本刺繍ができる空間として、リビングの隣にワークスペースを配置。
光と風を通す麻の簾戸でゆるく仕切っている。