【南千住の家】コンパクトな家で、悠々と暮らす|株式会社Toivo

コンパクトな家で、悠々と暮らす

東京の下町南千住にある、4人家族のための木のマンションリノベーション。
この物件は真四角に近い約53㎡と、躯体に囲まれた約10㎡に二分されています。
10㎡の居室は形を変えることができず、残り53㎡での家族4人の暮らしを想像し設計しました。

53㎡側にLDK・洋室と水まわりを、10㎡側には可変するロフト付き居室を配置。
子供達の年齢を考慮し、これからの家族の形がどのように変わっても対応できるように工夫しました。
家族4人の暮らしが充実したものとなるよう、コンパクトにまとめながらも悠々と暮らせる住まいを設計しました。

至る所に「可変性」を持たせ、いくつもの役割を「共有」させました。

築年数21年 40代夫婦子供2人面積63.45㎡

LDK

LDKと洋室は日中は引き戸を全開して広く使用し、閉めれば寝室となります。
限りある空間を、建具を使用することで広くもコンパクトにも使用できます。
小下がりビットリビングには造作ソファを設置し、家族が集まる居心地の良い空間を作りました。

窓枠からのラインをキッチンやエアコンのラインに繋げてスッキリと見せ、天井には小幅板を使用し奥行き感を出しています。

ダイニングには、施主様が使用するテーブルの高さに合わせて奥行き600mmのカウンターを造作。
食事や勉強・読書にと、暮らし方の多様性を作り出しました。

メイン空間の大梁には栂材を渡し、木のトンネルのように見せました。
ブラケットで光る木目が美しく存在感を放ちます。
同時に建具の戸当たりの役目も果たしています。