インナーテラスで繋がるおじいちゃんとボクの住まい 三世代で100年住み継ぐ家②
両親が持つマンション最上階に2世帯で共に暮らしていくこと、マンションオーナーとして親から受け継いで行くことを決意されてのご相談でした。
親子とはいえ、既に別世帯として暮らしていたことを考慮すると、普段の生活はきちんと分けておきたいです。
しかし、高齢である両親のことを気にかけていくこと、孫である子供たちに、祖父母である両親との限りある時間を大切にしていきたいことなどをご要望としていただきました。
親世代同様に断熱と全室空調で真夏も快適に過ごせているとの報告をいただいています。
親世代の施工事例はこちらからご覧ください
LDK
リビングは親戚家族も集まって食事ができるようにと南北に長く配置し、キッチンはセパレートに分けたことで作業スペースを大きく確保し、子供たちの様子を見ながら、また子供たちも母親を感じながら過ごせるようにしています。
小上がり和室の下部は収納であり、普段は和室兼リビングで大きなTVを楽しめるように配置しました。
南東二面に掃き出し窓が並ぶので、ハニカムブラインドを上部だけ開口し、外の景色を楽しめるようにしています。
また本棚や掃除機収納など、どこに何を入れるのかという整理収納コンサルティングも行っているので、すっきりとした生活ができているとのことです。
寝室・ウォークインクローゼット
お子様たちが自分の部屋を持つまでは、5人で川の字で寝られるように大きな寝室とし、各個室が必要になった場合は可動家具で仕切るようにしました。
それまではウォークインクローゼットとして使用できる計画としています。
洗面化粧台・浴室
まだ幼いお子様たち3人ですが、今後朝の身支度や異性の浴室使用を考慮して、トイレと洗面を2つずつ作り対応しています。
リビングから洗面脱衣室にアプローチしていることで、冬の湿度を浴室から運び快適な室内環境を作れるようにしています。
インナーテラス・廊下・玄関
前出にもある通り、水まわりをセンターコアにすることで生活音を直接聞こえないように配慮しつつ、インナーテラスではお孫さんと祖父母が触れ合えるようにしました。
玄関が一方向だったため、メインリビングへの動線はどうしても長くなってしまうことを逆手にとり、その動線である廊下も部屋の一部のようにし、収納と手洗いも配置しました。