とことん楽しむ ふたりの暮らし

とことん楽しむ ふたりの暮らし

JR京浜東北線川口駅近く、ショッピングモールと共に開発された人気マンションでの 木のマンションリノベーション。
夫婦2人の終の棲家としてご依頼いただいた。

住戸は正方形に近い形で、南面・三つの掃出し窓からの採光と景観はこのマンションの大きなメリット。
しかし反対側の北側は温度差が大きく、北側洋室は寒さから荷物置き場として使用。
水廻りは特に冷え込み、入浴時には震える程でいつヒートショックが起きてもおかしくない温熱環境であった。

そこで、全体の温度差を軽減するための断熱工事やインナーサッシはもちろんのこと、
玄関断熱ドアと土間空間で寒さを軽減。
浴室は寒さが入り込む小窓から離して北東角に配置し、
さらに断熱層を通常の倍の厚みにして温熱環境を格段に向上させた。

築年数23年 50代夫婦 面積75.44㎡

南側/LDK+和室

南面・三窓からの採光を最大に活かす為、大きなLDK空間+和室としてデザイン。
天井は栂材で統一感を持たせながら、床の高低差とオリジナル家具でゆるやかに仕切りった。

キッチンはあえて対面にせず、代わりに作業台とダイニングテーブルを造作し、
夫婦二人が大きなTVを見ながら食事や晩酌を楽しめる配置に。
南側のこの大空間には、夫婦ふたりの「食べる」「くつろぐ」「寝る」時間を組み込んだ。

一段下げたピットリビングには造作ソファとTV台、その先には一段上げた小上り畳収納を配置。
将来のことを考慮し、ソファの高さや小上り畳をベットのように使用できるように可変性を持たせている。

また趣味の熱帯魚の水槽をリビング中央に配置できるよう、
造作収納内に給排水設備を組み込んでメンテナンスしやすくした。

北側/玄関・趣味室

玄関を入ると開放された明るい空間で家族を迎え入れるように工夫した。
天井の高さを2000㎜に抑えてプロポーションを整え、玄関土間にはベンチと天井まで伸びる手すりを設置。
温熱環境を整えたことで北側での作業も快適になり、趣味のバイク用品の手入れなどもベンチでゆっくり行える。

麻の簀戸の奥には趣味室を配置。それぞれの趣味の時間を思い切り満喫できる空間に。
玄関と趣味室を、簀戸越しに柔らかく光が行き来する。
趣味のものは趣味室脇壁面の大容量の収納に収められるよう計画を立て、綺麗が続く暮らしを実現した。

廊下からWIC、洗面スペースへ回遊でき、北側にもサブ動線を確保。
トイレは広く、大きなカウンター手洗を設置し、落ち着く空間となった。

ギャラリー

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