最上階で調和する暮らし

最上階で調和する暮らし

浦和区常盤での木のマンションリノベーション。
マンションの最上階に位置し、遠くは富士山までの広々とした眺望が楽しめる。

その眺望というメリットと引き換えに悩まされていたのが、夏の過酷な暑さ。
リビング側の大きな開口から強い日差しがダイレクトに差し込み
冷房を最大にかけても最上階特有の暑さを凌ぐことができない状態であった。

この暑さを解消し、在宅ワークもプライベートも快適で
可愛い愛猫との暮らしが充実したものになるよう計画していった。

築年数12年 在宅ワーク 面積58㎡

リビング・ダイニングキッチン・ワークスペース

躯体にはウレタン吹付断熱、窓には二重窓を施工し、ハニカムブラインドを設置。
さらに開口部から大きな梁までの空間をサンルームのように区切って暑さを受け止めるエリアとし、温熱環境を調和。
暑さが厳しい真夏の日中は引き戸を閉めて暑さをサンルームに閉じ込め、リビング側は快適な環境となった。
暑さが和らぐ時間帯は引き戸を開放し、眺望を楽しむことができる。

キッチンは元の位置から大きく変え、シンクと一体の大きなカウンターテーブルを造作。
仕事と食事空間を分けることができた。
廻れる動線で、友人とのパーティーも悠々と楽しむことができる。

ワークスペースはパソコンを2台置いても余裕があるカウンターと収納を造作し
仕事も片付けもしやすいコックピットのような空間に。
在宅ワークはここで完結し、オンとオフのメリハリが付けられるようにした。

ピットリビングには大好きな畳を敷き込み、愛猫とゴロゴロくつろげる。
大梁の下は木のトンネルのような板張りとし、引き戸の建具とキャットウォークを兼ねている。

仕事とプライベートが調和し、居場所が多く快適なLDK空間となった。

玄関・洗面

玄関にはハニカムブラインドを設置して、玄関ドアからの寒さを遮っている。
洗面は廊下に配置。通路を兼ねることで無駄をなくしている。

洋室・ウォークスルークローゼット

寝室となる洋室から、ウォークスルークローゼット、LDK空間へと抜けられる動線とした。
回遊と機能の共有で人も風も光も通り抜け、暮らしやすいプランとした。

夜間照明

ギャラリー